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確信犯だ。ギッシュがティナさんのことをレティシオーネと認識しないようにしてたな。
ギ「すげー!レティシオーネ様がばぁちゃんなんだ!!やべー、今日の訓練中止して薬草学にしようぜ!」
ル「却下だ。」
ライ「却下だ。」
却下だー。
ギ「コタローは明らかにノリだろ!」
うん。
ティ「あら?これは魔界の食材ね。まぁ、こっちも。あ、こっちもだわ!」
きゃーっと嬉しそうにトレイを眺めるティナさんに俺のおすすめを幾つかサーブする。
ティ「コタロー君だったわね。ありがとう。こんなに魔界の食材が使われているなんて初めてだわ。」
パティシエもシェフも張り切ってたみたいだから、ふんだんに魔界の食材が入っている。
ライ「小麦粉とバターも魔界産なので、どうしても暗褐色になって見た目が毒々しくなるのが難点ですね。」
黒米みたいな小麦だし、魔界特産の赤牛は乳牛だけど、出る乳が鮮血の色。バターは赤黒くなる。正直グロい!そんなミルク飲めない…けど凄く美味しいんだよ。濃厚なのにしつこくない。
ティ「魔界特産の品々がこんなに手に入るなんて…ふふふ。」
なんだか物凄く含みのある笑顔だよ?会話の合間にティナさんはパクパク食べている。
サンドイッチを含め全部が一口サイズで作られているから女子には好まれそうだ。
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