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申し訳なさそうに眉を下げるライに‘‘ライ’’っぽさが倍増されて警戒心が解かれていく。
「なるべく言葉で話すようにするから、読心術はやめてくれる?」
会話出来ないわけじゃないんだよ。
ちょっと人が怖いだけで、慣れれば普通に会話するよ。
「善処しよう。」
あぁ、やめる気ないんだ。
覗き見防止フィルターかけよう。多分妄想中は腐ィルターがかかって覗けないんだろうな。
「コタロー殿、今日はもう休まれるか?」
そう言えば、なぜライは俺に敬語?
なのだろう。魔王様なんだから偉そうな喋り方がデフォじゃないのか?
「ライは、なんで俺に敬語なん…どうした?」
何かキラキラこっちをみてるライ。
ボール投げて欲しいのか?
「名を……呼ばれるのは、存外嬉しいものだな。」
はにかみキターーー!!
名前呼んだだけなのに、なにのこ可愛い生物!あー、もう!!
「ライ、カワイイ。」
ぎゅーってしてナデナデしてやる!
「コタロー殿?我は魔王として意外はこのような話し方なのだ。四天王にも玉座の間や、魔王中以外はこれで構わないと言われたのでな。不快だったか?」
「以外だったな魔王は仕事みたいなものか。気にならないからいいよ。いろいろあって疲れたし、風呂入って寝たいんだけど。」
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