623人が本棚に入れています
本棚に追加
/265ページ
「では、行くぞ?」
ライの声が普段より低く不思議な響きを持った。これが魔王モードなんだろうな。目の前にある巨大な扉を音もなく騎士型の魔動人形が開ける。
「…。」
俺の心が折れそうです。
「各部隊役割は割り振ったか?」
ライが不敵に微笑むと跪いている魔族?たちが頬を染めため息をついた。
「第一隊殲滅部隊です」
30人編成と最多の第一隊は獣型っぽい感じの人達が多い部隊だな。耳とか可愛いレベルじゃなくて、半身とか、寧ろ全身とか……スライムとか。スライム戦力になるの?
「第二隊捕縛隊です」
15人編成の巨人っぽい感じの人達が網やら鎖やらを背負っている。小さい人で3m位、大きい人は8mはありそうだ。
「第三隊隔離隊です」
角の生えた大きな亀…としか言えないよ!?喋ったし、もう完全に人外よ?ファンタジー…。
「そしてお馴染み救護隊で~す」
イメクラ?
美人巨乳揃いのミニピチナース8人とブラウスにタイトミニスカートに白衣のスレンダー美人ドクター2人……美味しい過ぎるだろ!?
「集団転移を行う前に紹介しておこう。神からの使者で我の契約者となったコタローだ。コレの行動は無視しておけ。では、転移。」
ライ、ザックリ説明しすぎだよ。しかも皆の反応なんて見ないで転移しちゃうなんて…俺様的でナイスです!!
最初のコメントを投稿しよう!