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そんな濃い部隊と転移したのは薄暗い森の中。そう遠くない場所で獣の咆哮が幾つも上がっている。
「各部隊配置につき次第行動開始。この辺りは既に隔離されている。行け！」
ライ、カッコイー！！合図と共に第一、第二隊が凄いスピードで移動を始める。
「…。」
じゃ、俺はガチャ◯ンの戦闘シーン見てくるー。
「あぁ。危険と判断したら直ぐに離脱しろ。」
無言でも通じるんだ、今読心術使えないようにしてるのに。
「魔王様～、もう少し詳しい情報くれないと治療に影響出ちゃうかも～。」
さっきもこのナースが返事してたけど医者より偉いのか？
「ベースは人間だ。後は分からん。」
んー、だよね。もうイイ？じゃ、行って来ます！！
ガチャ◯ン迄転移。
「頭を破壊しない限り再生するから気を付けて！！」
初転移成功。
戦場においてとっても冷静な俺。別に壊れた感情の人間とかではないよ？ウチでは食育がしっかりされてただけ。
例えば鶏を自分で育てて、食べる為に殺し、全ての処理を行い命を頂く。魚を狩り、植物を育て収穫するとかを一連で学ぶ。
父方の実家では10歳の年にコレを学ぶ事で命の大切さや、そこに至る迄の過程の大変さを学ぶそうだ。
「ま、見てて楽しいモノではないけどね。」
近くの木の上から戦況を眺める。
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