一人で(ギルド)登録出来るもん

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ガチャ◯ンの戦闘スタイルは原始的だ。武器が石をくくりつけた棒って、それを振り回しているだけ。 「コム、報告しろ。」 ライがゆっくりと歩きながら、そして確実に敵の頭を破壊しながらコムへと近付く。 「はっ。ご覧の通りコレはウィンドウルフの偽物です。ベースは土のゴーレム系とは思うのですが詳しくは分かりません。捕縛隊は数頭確保して研究所へ向かいました。」 どうやらライがシールドを張っているようだ。半径2m程の円状にウルフ擬きがたむろしている。 「残りは全滅でいいな。コムは研究所へ戦闘時の状況報告を、総員隔離空間より退避。時間が惜しい、我が残りを片付ける。」 まだ300位いそうだよ。まぁ、ライなら大丈夫だよね? あ、俺も魔法試したい!!皆がいないなら好都合じゃん! 「…。」 木の上からライをじーっとみる。気付いてくれるかな? 「どうした?」 気付いた!俺も魔法使ってみたいんだけど。生き物じゃないし? 「総員退避済みだ。降りて来るか?」 ライってば、その手は何?4m位の高さか飛び降りろと?んで、キャッチする気満々ですと。 行ってやりましょう!アイ・キャン・フライ!! 「何故?」 お姫様抱っこ?俺に風魔法使ってたのは分かるけど、姫抱きの必要なく無い? 「好みの相手を抱きとめたり抱き上げたりする時はこうするのだとアリアが言っていた。」
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