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何て話をしながらゆっくりと街へ進んで行く。
「とりあえず、何処のギルドにするかを決めなければな。」
え?適当に入ったギルドでいいんだけど。
「ギルドには非正式だが2種類がある。戦闘系と調査系だ。主に扱うクエストの違いだが、我の様に採取や研究が好みなら調査系を進める。荒稼ぎしたかったり体を動かすのが好みなら戦闘系となる。」
お金は好きだけどハイリスクハイリターンは嫌だ。それなら緩めの個人ギルドにしたいな。
ライの説明には無かったが二つには特徴がある。ギルドランクSS以上で国王から名を与えられた者が作るギルドなのだ。
しかも貴族が所属しているから高額クエストがよく舞い込んでくるのだ。こういうギルドは中級ギルドといわれる事が多い。
因みに国立ギルドは上級、一般ギルドは下級で置いてあるクエストの数が全然ちがう。
「俺は下級ギルドでいいんだけどな。」
大きなギルドは人がわんさかいるからね。
「ならば我と同じギルドはどうだ?」
ちょ!?魔王のくせにギルドに所属してんの?いいの?
「我ら調魔員は基本人間のギルドに所属して、異変や異常がある時に依頼を受け、堂々と調査しているのだ。」
えっへん!!
じゃないよ?魔族ってバレないのが凄いな。
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