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そっかー。なんか地味に異世界を体験しているよ。
「コタロー殿、ここが我が所属するギルド『徒歩三歩』だ。」
うん、門入って徒歩三歩だね。防壁にくっつけて作った建物は壁に沿った細長い3階建てだ。
「登録と測定もするか?」
うーん、測定はしない方が良いかな。魔力も属性もいっぱいだからね。
それとライには悪いけど、
「一人で登録する。」
だってライ目立つし、ライがフラグメーカーだったら一緒に行動はしたく無い。
「っっ…。」(キューン…)
やめてー!耳とシッポ垂らして泣きそうな顔しないでー!!
「…。」
ライ!今は読心術して良いからちょっとその顔本当にやめてー。
「うむ。」
ライってランク高そうじゃん?
「Aランクだ。」
で、イケメン。ピアスを見る限り財力もあると…ならご婦人方の格好の餌食。だが、ライは俺といると俺の世話を焼くだろう?
「うむ。コタロー殿に不便はさせない。」
となると、俺って邪魔な存在になるのよ。俺がいるからライは自分を見てくれないってね。
「女性とはそういうものか?」
ものです。俺そんなの嫌よ?女の嫉妬はエグいからね。メンタル崩壊するよ確実に。
「ならば、我慢する。少し後にギルドに入るのは大丈夫だろうか?」
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