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「えっと…ギルド登録ですね。此方に署名と血を一滴お願いします。」
『死んだら自己責任ね!』
軽い!!ノリが軽すぎるよ?他に名前とか属性とか記入事項あるでしょ?
「あ、他のギルド見てきた方ですか?ウチは国一番のゆる~いギルドなんです。国王のお墨付きですよ?署名もしたく無かったら結構ですよ。血判だけ貰えればギルドカードを発行しますから。」
変なお墨付きもらったな。でも、そうなると誰のギルドカードかわからなくならない?
「…?」
登録した血液の魔力と共鳴させるのか?
「名前の登録に来た。」
あれ?なんか聞き覚えのある声が聞こえて来た。
「おや、お名前決まりましたか?では、此方に署名を。」
やっぱりライだ。血判のある紙にブルーブラックのインクが線を描く。
「ライオネルさんですね?ギルドカードを此方へ。」
受付さんがギルドカードと署名した紙をカウンターのしたの箱に差し魔力を込める。
「此方でお間違えないですか?」
渡されたギルドカードにはライオネルと書いてある。
「あぁ、問題ない。」
あ、ちょっと嬉しそうだ。俺も署名と血判押して~。
「…。」
お願いしまーす。
「コタローさんですね。」
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