一人で(ギルド)登録出来るもん

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人は怠惰の為に努力するのね…。まぁ、良いや。クエスト受けて来よう。 「お気をつけて。Fランクからの変更はカードが自動で行いますのでギルドに戻らなくても結構ですよ。」 受付さんの声を聞きながら俺はギルドの外へ出る。ライはいつの間にか居なくなっていた。 「遅かったな?」 ギルドを出るとすぐにライから声をかけられた。 「クエスト。」 とりあえずFランクからの脱出の為薬草採取したいんだけど。 「ならば帰りに薬草採取するのはどうだ?今日は共に街を歩きたい。」 ちょっと裾を引っ張りながらデートのお誘い。やだ、可愛い過ぎる!! 「デート。」 おてて繋いで~、街中をぶらぶら。 国の端っこなのに結構賑わってるな。 「此処の領主は古くからある貴族なのだが、代々魔族と密かに交流があるのだ。故に技術や魔法も交流でき、更なる発展をとげる。」 だから最高峰の技術を惜しげも無く下級ギルドも持つことが出来るのだろう。 「人間の発想力は魔族より独創的だ。それに興味を持った魔族が技術提供し、それを人間が再び使いやすく改良する。その品を商人が買って王都などで販売する、となるわけだ。」 だから此処は王都より発展しているとね。職人の住む街なんだなー。
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