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「どんな品物をお探しですか?」
猫は危なげなく机から降りて俺の足元までやってきた。
「シンプルな男性用の杖はそこの棚、ロッドなら奥の二本です。」
目を向けると申し訳程度に茶色の杖が数本棚に置いてあった。が、良く見ると花や蝶の彫り込みと所々キラキラした宝飾がしてあるよ。
「冷やかしなら出て行ってくださいね。此れでも私獣人ですから、強いですよ?」
猫じゃなく、カテゴリー的には人類!?ヤバい獣人の規定調べておけばよかった。猫耳とか犬しっぽとかを想像してたよ…。
「種族的にはそういう奴らもいるぞ?ただ、人型に近い獣人はかなり人嫌いなのだ。だから街中ではみないだろうな。」
そうなんだー。今度耳としっぽの獣人見に行きたい!!
「ふむ。では学校の長期休暇で旅行へ行こう。」
ケモ耳探しの旅!
あ!?あのロッドなの○のロッドにそっくり!!
「これ」
ください!!色々改造したい。な○はみたいにもしたいし、他にも付属機能いっぱい付けたい。
「え、本当に買われるんですか?これ結構高価ですよ?」
そういえば今の俺達の格好は村人AとBだった。そりゃ金銭的な心配するよね。
「一括で」
Fランクのカードを差し出して精算。井戸がオプションの一つとして10億ほどくれたのだ。それをさっき少しだけカードに移しておいたので支払いは問題ない。
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