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電話は念話みたいなものかな。特定の種族とかだけでなく誰とでもできる念話ね。
メールは手紙みたいな文書を特定の人物に送ることかな。
『もしも~し?小太郎君、どうかしたの~?』
相変わらず緩いな。
「百合の花>ウサギ…なぜ?」
『あー、天使の神力の方が加工しやすいんだよ。例えるなら天使は粘土で、神は岩かな。一度手を加えないと使えないんだ。だから天使の神力の方が喜ばれるんだよ。』
ふぅん…。俺の知識はこの世界の事のみだから神の事情は分からなんだよね。
「そ。じゃ、また。」
返事を待たずに電話をきってやる!!
「コタロー殿、解決したのか?」
うん。解決~!その二つで交換でどうか聞いてみて?
「分かった。ドーシェ、この二つと剣3本を交換でどうだ?」
テーブルにウサギと百合を並べて交渉してみる。
「あー、でもなぁ…。」
商品ないから生活費もないよね。材料費も足りないかな?
「ならば百合と現金で500万、どうだ?」
「乗った!!現金だからな!」
あ、大分安くなったけどいいのかな?
ウサギをボックスにしまう間にライが金板をドカドカとテーブルに置く。
「毎度!」
金板500枚を数えると満面の笑みでケースを差し出してきた。
「また来る。」
ライはケースをボックスにしまい俺の手を引いて店を出る。
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