好奇心は○○をも殺す

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「一人で行かせたりしませんよ?」 引き下がらない出オチにイライラする。 「神魔獣にも興味ありますし、そんな軽装でこんな危険な森をウロつくなんて普通じゃ無いこと位俺にもわかります。」 あ、此処が危険な森ってわかってるんだ。 「何の神魔獣を倒しに来たんですか?」 いや、倒さないよ?ついてくるならそれでも良いけど、邪魔しないで欲しいなぁ。 「倒しに来てない。ついてくるなら黙って俺の後ろに居てよね。」 もう、本当うるさいな。命の保証は致しません!! 「わかった。でも、危険だと判断したら俺が攻撃するからその隙に逃げてね。」 勇者って人の話し聞かないんだね。それに本当は俺よりも神魔獣が気になる癖に、俺を守るためなんて言い訳使わないで欲しいな。 「静かに。」 とりあえずの注意だけして、さっさと岩山を登る。 50mほどの岩石の山は中腹に大きな穴が空いていてそこから下へと続いているようだ。 「神魔獣の名前を知っているのかい?」 俺、今さっき静かにって言わなかったっけ?答えないとずっと喋ってそうだし、教えようかな。 「ゴルゴーン。」 俺が答えると出オチは息をついた。 「ならば、目を合わせなければ大丈夫だな。」 ちょ!?出オチ何処に行くの!!ザクザク進まないでよ、俺の後ろって言ったじゃん!
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