好奇心は○○をも殺す

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「服装の特徴はマントと覆面だけですか?」 こういうので身元が絞りやすくなったりするからね。 「あぁ、マントの下は紐パンしか無かったからな。特徴と言えばそれ位だ。」 いや、まって。何処の変態だ?覆面にマントに紐パン?? 「紐パンだけ?」 確認しよう。 「ククッ。上から、覆面とマントと紐パンだけだ。靴すら履いて居ない変わった男だったぞ?」 本当だったら割り出しやすい…のか? 「同意の上では無いですよね?」 「あぁ。昼寝をしていたら突然現れて、髪を一房切り落としてすぐに消えた。腹立たしいが一瞬の出来事だった。 匂いが普通の人間だったからね、あれ以上長居すれば死んでいただろう。」 その場に行ったことが無くても転移出来るとは、かなりの探知能力が有るな。そして独特の格好。カモフラージュかもしれないけど、検討の余地はあるな。 「ゴルゴーンさん、髪はもう大丈夫ですか?」 治せますけど? 「なぁに、少し位不格好でも構わないさ。誰が見るでもないしね。」 ちょっと寂しそうな声だ。やっぱり治してあげよう!恩を売っておけば後から色々使えるしね。 「切られた髪の所を見せて貰えませんか?」 「構わないよ。切られたのはほとんど頭だけだからね。人間で言うなら毛先さ。気にするほどでもないよ。」
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