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「じゃ、今度は直接この近くに転移してきます。では。」
一礼して魔王城のライの部屋まで転移。
もう無理ーーー!!人じゃ無いって分かってても他人との会話が辛いよぅ…。
あ!勇者一人死んじゃった?あーぁ、やっちゃった。魔物退治とかしてもらおうと思ってたのに~。
とりあえずライと情報交換と相談して、ゴルゴーンさんの依頼に望まなきゃね。
「コタロー殿も出かけていたのだったな。話しもあるし、先に夕食にしよう。」
ぬぁ!?びっくりした。まだ帰って無いと思ってたけどライも帰ってたの?
「一時間ほど前にな。」
まだ魔王モードなの?
「あぁ、これから外に出る用事があるからな。」
険しい表情のライ…カッコイイ。じゃなくて、何かあった?
とりあえずソファーに座りおいでおいで~。
「ふむ。この格好の意味は?」
ん?膝枕だよ。落ち着け~。
「ふぅ…ゴルゴーンに話を聞きに行かねばならないのだ。ダガーから分かったのは覆面の顔と帝国訛りの男と言うこと位だ。」
もそもそと向きを変えてギュと抱きついてくる。
よしよし。俺はね~、ゴルゴーンさんの所に行ってきました!
「なっ!?コタロー殿なら大丈夫だろうが…。彼女から何か聞けたのか?」
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