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誰だっておっさんにツンツンされて目覚めたくは無いだろう。
「井戸が悪いな。夢は見たか?」
高橋さんの質問に俺はこくりと頷いた。
眠りについてから魔法世界の夢をみた。
魔法バンバン使う俺、最高!身体強化したり、動物や、魔物を狩ることもあった。
「5分もかからず目覚めたのか。井戸が、連れてきただけはあると言う事か。」
「あー、ビックリした。」
自分で回復させたのか曲った指は元通りになっている。
「…合格?」
説明求む!
俺のしたことは寝て、夢見て、指折ったくらいだ。
異世界の適正審査とか全然されてないんだよ。
「小太郎君合格だよ~。しかも過去最短記録更新!!僕凄いよね、ここまで適正の高い人間いないよ?ランダムチョイスで最高の結果。僕は自分の才能が恐ろしいよ!」
自画自賛なうえ、俺を選んだ理由がないと!?
ランダムチョイスで肉片になってたかもしれない俺、かわいそう。
「これが俺の管理する世界の概要だ。こっちが契約内容と誓約書で、この白紙に好きな属性や能力を書き込んでくれ。」
まぁ、ザックリ要約するとこうだ。
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