まさかアレが…

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じゃあ、それ置いて出発~。 「うむ。しゅっぱーつ!」 手を繋いでルンルン遺跡をお散歩。 整備された住宅街みたいな街並みだけど、人が居ないと何か怖いね。 「この遺跡は自然洞窟に沿って作られているようで、居住区は全部で3区画に分けられている。 今歩いて居るのは権力者などの上位の者たちの住まいと思われる場所だ。下がるごとに階級が低くなるようだ。」 そっか。広い敷地と屋敷レベルの建物が多いと思った。此処だけ見ると迷子の心配は無さそうだしね。 「むぅ、コタロー殿が意地悪なのだ。」 プイと横を向くけど、手は離さないんだよ。可愛いったら!! あ、ここだよ。 「此処は図書館だが?」 そうなの?でも、此処なんだよね。入るよ~。 「ふむ。石板の中のどれかだろうか?それとも探しきれなかった隠し部屋だろうか?」 楽しそうだね。やっぱ調査とかが好きなだけあるよね。 あ、コッチだ。あれ?何これ? 入り口入って直ぐ右側の壁。此処だけわざと壊してある壁画? 白い壁に青い塗料が所々見える。封印されてるみたいだなぁ?古代文字で地獄やら淫魔やらが記されているみたい。 「分かる限りで解読してみたのだが、状況が掴めなかった為今は別の調査を優先している。」
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