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「俺に協力してもらおう。増えすぎた魔物や歪みの討伐を協力して欲しい。」
歪みの情報検索したら勇者に似せて作っているらしい。ならば歪み=イケメンだ!ならばコイツが役に立つ。
「悪魔の俺に世界を救えと?」
「魔物の討伐はついでだ。歪みはイケメンしか居ないぞ?どうする?」
「乗った。其れを先に言って欲しかったな。異常に魔力の高いイケメンをヤレば良いのだろう?」
コクリと頷くと不敵な笑みを浮かべた。
「我は魔王ライオネル。魔族にも手を出さないで欲しいのだが?」
ライは振り返りながらヤツに話しかける。
「俺は淫魔アベー。魔族に手出しはしないさ。じゃあ俺は久々の食事にしよう。」
アベー…いや、うん。結構強いよ今の悪魔!気にしたら負けだ。
スッと床に溶けるように居なくなってからも、暫く俺たちは動けないままだった。
「コタロー殿、早く帰りたいのだ。」
疲れきった様子のライに頷いて再び手を繋いで歩き出す。
あの日一人の女が男根を対価に一体の悪魔を召喚した。アベーと言う淫魔はこの国の男達に地獄をもたらした。戦士の尻と引き換えに此処に其れを封印する。
が、全容だね。恋人だか夫ただかに裏切られた女がその男のイチモツをちょん切ってアベーを召喚したみたい。
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