623人が本棚に入れています
本棚に追加
/265ページ
「しかし何故アベーなのだ?」
男のイチモツをちょん切っておしまいか、相手も殺してお終いなら分かるけどね。
浮気相手が男なら?
「納得なのだ。しかし、その女はとても怖いのだ。」
プルプルと震えるライをよしよし…出来ない?あ、まだ女だった。
ライ、俺の声って高く聞こえる?
「先ほどの会話では女性の声に聞こえたが、読心するときは何時もと変わらぬよ?しかし、コタロー殿は女性にもなれるのだな。」
うん、設定能力のおかげだね。
硬い物を柔らかく設定したり、男を女に設定したり他にもいろいろ出来るよ。
「なんだかズルい能力に聞こえるが、コタロー殿なら納得だ。」
そう?
あ、出口だぁ!
共鳴石を近付けるとピッタリくっついて動かなくなった。
「共鳴石も回収したし、転移で帰っても構わないか?」
余程疲れたのか、一刻も早く帰りたいようだ。
良いよー。学校は明日にしよう?何か疲れちゃったしね。ゴメンね、ライまで付き合わせて。
ショボーンとしているとライがギュッと抱き締めてきた。
「我はコタロー殿と一緒に居たいのだ。これは我のわがまま故、コタロー殿は気にせず好きに行動して欲しい。」
もぅ、ライってば俺に甘いよね。じゃ、帰ろっか?
転移でライの部屋に戻り一日二人でゆっくり過ごした。休息は大事です!
最初のコメントを投稿しよう!