まさかアレが…

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「しかし何故アベーなのだ?」 男のイチモツをちょん切っておしまいか、相手も殺してお終いなら分かるけどね。 浮気相手が男なら? 「納得なのだ。しかし、その女はとても怖いのだ。」 プルプルと震えるライをよしよし…出来ない?あ、まだ女だった。 ライ、俺の声って高く聞こえる? 「先ほどの会話では女性の声に聞こえたが、読心するときは何時もと変わらぬよ?しかし、コタロー殿は女性にもなれるのだな。」 うん、設定能力のおかげだね。 硬い物を柔らかく設定したり、男を女に設定したり他にもいろいろ出来るよ。 「なんだかズルい能力に聞こえるが、コタロー殿なら納得だ。」 そう? あ、出口だぁ! 共鳴石を近付けるとピッタリくっついて動かなくなった。 「共鳴石も回収したし、転移で帰っても構わないか?」 余程疲れたのか、一刻も早く帰りたいようだ。 良いよー。学校は明日にしよう?何か疲れちゃったしね。ゴメンね、ライまで付き合わせて。 ショボーンとしているとライがギュッと抱き締めてきた。 「我はコタロー殿と一緒に居たいのだ。これは我のわがまま故、コタロー殿は気にせず好きに行動して欲しい。」 もぅ、ライってば俺に甘いよね。じゃ、帰ろっか? 転移でライの部屋に戻り一日二人でゆっくり過ごした。休息は大事です!
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