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さて、なんやかんやで遅れていた学園への入学手続きに王都へやってきました。
『王立ローズ学園』
もう…学園名がダメな気がする。
「おはようございます。御用件をどうぞ。」
門番さんは爽やかなイケメンだっ!どこまで美味しい学園か期待してしまうな。学園名など忘れよう。
「先日手紙で理事長に面会を申し込んだものです。」
人化ライの敬語にニヤニヤしちゃう。
「伺っております。正面玄関よりセンターホールを抜けて、左側の階段を上がり右側へ進み、正面の階段を上がって変則5さ路を左斜め手前に曲がった突き当たりが理事長室になります。」
ちょ!?どこそれ?無駄じゃない?建物の構造的に無駄しか無いよ、変則5さ路とか!!
「ありがとうございます。」
スルー!!え、ライ普通?普通なの?建物に変則5さ路あるのって普通?
「普通では無いが、稀にあるな。順路じたいが術式になっているのだ。防犯のためだな。」
えー…異世界わかんないよ。俺絶対迷子確定だよ?
「学園でも我が一緒なら問題無いだろう?」
え?ライも一緒なの?
「あぁ、アリアにこの学園の恐ろしさを聞かされてな。流石にコタロー殿一人で入学させるわけにはいかぬと思ったので…迷惑だったか?」
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