623人が本棚に入れています
本棚に追加
りょ。
ライ、寮に寄ってから行こう?
「うむ。採寸やレイアウトも考えなければな。では、また明日。」
ライと手を繋いで理事長室を後にする。
「寮は何処だろうな?聞きそびれてしまった。」
「そんな時は私達にお任せ!!総合警備兼お掃除担当コロポックルです。」
変な兼用だね。でも可愛いからよし。
10cm位の小人達は精霊に属するコロポックルという種だ。主に風と水を併せ持ち戦闘能力が高く隠密行動にも長けている。近年個体数が減少しており各地で保護活動が盛んである。
「コロポックルの一族が学園に保護されているとは聞いていたが、仕事までしているとはな。」
適職かもね。広い学園の手入れと警備を一括してるんじゃないなか。
「なるほど。寮はどっちだ?」
窓枠に乗っているコロポックル達は何やら頷き合って、一人を残して姿を消した。
「私がご案内しまーす。質問があればどうぞ?」
一瞬発光したかと思ったら人間サイズになったコロポックル。
なーんか同類の匂いがするので、
「タチといえば?」
「ネコですねー。」
うん、じゃあ…
「無口ワンコ×不良。」
「お、美味しいです!!もしや、あなたは腐レンド?」
来たー!いきなりの腐レンド発見。
最初のコメントを投稿しよう!