入学前の濃っゆい1日…。

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「フフ腐。ちなみに俺はタチだからね。」 ギュッとライに恋人繋ぎして見せつける。こいつらを仲間に引き込めば、ライに近づく害虫を排除し易くなるよね。 「あぁー!美味しいですぅ~。無口ドS×俺様ワンコですね?」 きゃ~と言いながらクネクネするなし。ドSじゃないよ?ちょっとSかなぁ…位だよ。 「会話が全く見えぬのだが、案内を頼めるか?」 ライが置いてけぼりだ。ゴメンねー?ライの安全のためだからもう少し待ってね。 「歩きながらお話致しましょう。私はコロポックルのルクルクと申します。」 先にたって歩き出したルクルクはにっこり笑ってエプロンドレスの胸元のネームプレートを指差した。 衣装はメイド服だからね。 「我はライオネル、彼はコタロー・ハヤシだ。」 ライは良い子だからちゃんと自分も自己紹介しちゃう。 「それで、それで?お二人の関係は?」 後ろ向きにスキップとか高等技術を披露しながらルクルクがにやにやしている。 「我とコタロー殿はパートナーだ。」 うん、ライは正しい使い魔と召喚主の関係を言いました。が、このタイミングはあれですねー。 「いや~ん!!公言なさるのね?確定なのですね!はぁぁぁん。ならば私達腐レンドはお二人を応援いたしますーー!」
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