入学前の濃っゆい1日…。

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「理事長より話は聞いている!」 声大きいよ…。 「我々は各学年の寮監督である!」 だから、声が大きいんだって…。 「其方達は一学年と聞いたのである!」 うっせーーーー!!!! 遮音結界展開!結界内にヘリウム散布!! 「私は!?…何だこの声は!!貴様何をした!」 にゃははははは!!予想以上に笑えるー。 「コタロー殿が楽しそうでなによりだ。」 うん。笑いもとれたし、寮監とは仲良くしたく無いから無視して行こう? 「賛成だ。どのみち鍵は管理人が持っているようだし、此処で時間を取られるのは嫌だ。」 行こ?再び手を繋いで寮の中へ突入ー。 エントランスホールは多目的に使えるように椅子やテーブルが置いてある。 「ライオネルさんと、コタローさんですか?」 柔らかい雰囲気のお姉さんがカウンターから声を掛けてきた。 「うむ。我はライオネル、彼はコタロー・ハヤシだ。貴女は管理人殿でよろしいか?」 カウンター越しに管理人さんを眺めていたら何か違和感を感じた。 「はい、私が管理人のメイ・ホワイトです。理事長からお話は伺っております。鍵は此方になりますわ。」 渡された鍵はカードキーだ。何気にこの世界はハイテク満載だよね。
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