入学前の濃っゆい1日…。

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何故俺に聞いたし? しかしデカイなー。キングサイズも真っ青な巨大ベッド。どんだけ寝相悪いんだよ!? 「やや小ぶりだが、彼方よりマットが好みだったのだ。」 ライの指差す先には更に大きなベッド…。 てか、何で俺にきくの? 「む?コタロー殿も一緒に寝るのだろう?ならば我の意見だけでなくコタロー殿の意見も欲しいと言うのは普通だと思うが。」 え?一緒に寝るの確定なんだ。まぁ、いいけど…ライの好きに選んでいいよ? 「ではコレで。」 サクサク家具を選んでお支払い。ぽいっと全部をボックスにしまって店を出る。 部屋へ戻って家具を設置。ライってば怪力だから巨大なベッドも一人で軽々移動出来ちゃう!頼もしいね。 「こんなものか?後は必要に応じて揃えて行こう。コタロー殿、夕食はどうするのだ?」 寮の食堂もカードがあるから利用出来るが、もう俺の対人ライフがゼロに近いので、作ります! 食材はあるから俺が作るけどいい? 「もちろんなのだ!コタロー殿の手料理なら何時間でも待つぞ?」 嬉しそうなライの為にオムライスとスープなどを作ってあげる。料理好きだからお昼はお弁当にしようかな。 夕食を済ませ、風呂に入り二人でベッドに潜り込むとあっという間に睡魔に襲われたのだった。
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