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―――「図書委員?」 「そう!お願い!一生のお願い!!」 6時間の授業が終わり、掃除をしながらクラスメイトの由美が言う。 「今日、バイトでさー…代わりに図書委員の仕事行ってきてほしいんだけど…」 今度なんか奢るから!と、顔の前で両手を合わせる由美。 「私は、いいんだけど…」 予定もなければ部活にも入ってない私にとっては、友人の頼みを断る理由など無い。 ただ… 「彼氏さん、許してくれないかな…?」
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