6-Aパート

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「よくありません」  答えたのはいつの間にか現れたメイドだった。 「「「マティー!」」」  驚く幹部たちの視線が腕に集まる。  服はすっかり綺麗になっているが、あの壊れた腕はどうなったのか。 「総統の復活が第一優先のはずです」 「ヤツがそれの邪魔になるから、こうして頭を悩ませているのだろう!」  彼女の真の力を知ったドライバーは、冷や汗をかきながらも声を荒げた。 「世話役が作戦に口を挟むんじゃないわよ!」 「そもそも、お前がやればいいだに!」  幹部たちもそれに続いて文句を言う。  すると、メイドは冷たく、重く言い放った。 「それはつまり、あなた方は役に立たないということでよろしいですね?」  ゴゴゴゴ……
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