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教室に入ると半数の人が席に座っていた。
その中で後ろの方の席で座っていた茶髪のサラサラヘアーの男の子を見つけた。
「雪人くん!おはようございますぅ!」
「あ!凛と朱音!おはよー!」
そうやって、無邪気に挨拶を返すショタ、古手川雪人(こてがわゆきと)私達の幼馴染だ。
身長は160くらいと男にしては小柄でおまけに童顔。
完全にショタだ。
どうして、あの父親からショタが?といった感じだ。
雪人と軽い挨拶をすませて、暫くして先生が教室に入ってきた。
「これから、入学式を始めますので体育館に移動します。好きに二列に並んで私についてきてください。」
そう言われたので、後ろの方で私と凛ちゃん後ろに雪人と固まって体育館へ向かった。
移動中、ふと私は朝の会話を思い出す。
兄ちゃんにはああ言われたけど、やっぱりいままで迷惑かけた分、バイトをして兄ちゃんが少しでも楽になってくれるようにしたい。
兄ちゃんは私の好きなことしろといってたから、私がしたいことだからいいよね?
帰ったらもう一度ちゃんと話そうと思う。
そう思いながら気づけば体育館の前まで来ていて、あと少しで私達のクラスが入場するようだ。
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