第2章

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そういって少し長めの髪を靡かせながら走っていく。 髪の色はド派手の金、大学に入った時におもいきって染めた。 コタには似合ってはいるがなんか残念と言われて、ナツとリクにはバカっぽくて似合ってるよ言われた。 残念ってなんだよ!てか、ナツにはいわれたくねぇ! 「ヴーどうしよぉ~」 幼馴染たちの愚痴を考えていたら、前で転んでいる暗めの茶髪で割と長めの髪の女の人がいた。 「ん?どうしたんだ?」 俺は女の人に話しかけた。 「え?えっと転んでしまった時にメガネを落としてしまって見えないんです。」 そうやって手探りに地面を触っている。 どうやら本当に見えないみたいだ。 いやしかし転んでメガネを落とすってどこのドジっ娘だよ! 「あ、これか?」 おれはちょうど足元にあった赤いメガネを拾った。 「あ、ありがとうございま..... き、金髪!」 メガネをかけた女の人はメガネをかけておれを見た瞬間すぐに立ち上がって身を少し引いた。 「?あ、転んだとかいってたけど怪我とかだいz...」 「大丈夫です!ありがとうございました!」 そういってぴゅーと走って行ってしまった。 急にどうしたんだろう?トイレか? .....まいいや、ランニング再開しよ。
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