第1章

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初めのうちは本当に辛かった。 バイトの勝手が悪くてなかなか稼げなかったり、 それに朱音は母親が亡くなったことを受け止めきれず、 学校にもいかず塞ぎ込んでしまったりといろいろあった。 朱音のそばにいてやれる家族は俺だけなので、 バイトがない時間は、絶対に朱音のそばで元気付けていた。 また、バイトで忙しいときは、凛ちゃんの家族や夏の家族に朱音を任せ、朱音を元気付けてくれた。 二人の家族には俺自身も助けてもらっていて本当に感謝してる。 特に夏の父.....コーチには本当お世話になってる。 本当、俺だけが朱音を支えてきたわけじゃない。 だが、あんなに塞ぎ込んでしまって、ずっと無表情だったが元の明るい朱音に戻ってくれた.....。 それに朝の朱音のお礼.......。 うわぁぁぁぁぁぁぁん泣 泣いていいかなぁ?泣いていいかなぁ?いやもう垂れ流れてるけど泣いていいかなぁぁぁ? あかねがあかねが......うわぁぁぁぁぁぁぁん泣 .....俺は涙を止めることができなかった。
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