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そのときタイミング悪く突然、思いっきりドアが開く音が鳴り響いた。
「こたぁぁぁぁぁぁ?入るよぉぉぉ?」
そういって茶髪でショートでちょこんと後ろで一つに結んだ八重歯の女。
古手川夏(こてがわなつ)が入ってきた。
.....いやもうドア開けてんですけどなにこいつ。
「こたぁぁ?あ、なんだちゃんといるじゃん返事しなよ!」
そういってズカズカと入ってきた。
なんだこいつ理不尽だ。
「てか、こたなに泣いてんの?」
「な、ないでxvnicfygj」
「おもっきし泣いて言葉になってないじゃんw」
そういって置いてあったタオルで夏が俺の顔を乱暴にこする。
いや、普通にいてぇよ!
「んで?なにしに来たんだお前?」
「にゃははっ、こたも入学式行くでしょ?一緒にいこー?」
「わかったわかった、ちょっと待ってろ」
「はいはーい!」
そういって夏はソファーでゴロゴロしだした。
本当自由なやつだな。
夏とは小さい時からの付き合いだが、基本こんな感じだ。
俺はすぐに部屋着から私服に着替えて準備を済ました。
「終わったぞー」
「おっけー!じゃあいこっか!」
そういって部屋をあとにした。
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