出逢い

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『君は、妖怪だね。』 「え…?」 何でこいつ、俺の事が分かったの? 「まぁーまぁー、そぉー身構えんなや」 「若様は、何もお前さんを取って食おうなんて思ってありゃせんさかい」 「そうだよ、むしろ君を仲間にしたいくらいさ」 なんだ、こいつら… 「申し遅れてすまないね。わたしの名前は、皐月 禍威斗 (サツキ カイト)。よろしくね」 「そして、こっちが…」 「若様の側近の、嶌 祥太郎 (シマ ショウタロウ)でーす。宜しゅうたのむでー」 禍「所で、君の名前はなんだい?」 「俺の名前は…俺の名前はもぉ無い、さっき捨てた。」 「そうか、それは都合の良い」 「では、わたしが名前を付けよう」 「お前の名は、黒猫(ヘイマオ)」 『今からお前はわたしの物にな る、生涯を共にしその身が朽ちるまで…』 禍威斗そう呪文を唱えると全身が光に包まれて、やがて光は消えていった
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