ヘッドの采配

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校門前には 佐条くんが 仁王立ちをしていた 制服を腕まくりし 顔にマスク… ここまでは ヤンキーそのものだけれど 手には軍手と スピーカーマイクを 持っている 「そこ!! 拾い残しがあるぞ!!」 「はい!! シローさん!」 グループは威勢よく返事し てきぱきと指示に従い ゴミを片付ける 「あの…これは…」 あたしは立っていた佐条くんに 話しかける 「てめー 俺の舎弟たちに何させてんだよ」 有宮くんは顔を引き攣らせた ヤンキーには不釣合いの行動に 完全に面食らっている
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