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彼の背中を見つめて
あたしは寂しい気持ちになる
偶然だけれど
入れ替わりを知ってから
有宮くんに近付けて
彼のことを知って
今までヤンキーだと思って怖がっていたのは
誤解がたくさんあったからだと
わかって嬉しかったのに
急に拒否されて
心が重たくなる
ナンパから守ってくれるために
カレシのふりもしてくれた
照れながらも
優しくしてくれた
なのに
そうして壁を作って
行っちゃうんだね
それはたぶん…
「どこまでも
演技の下手な男だね──」
「えっ」
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