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声がして振り向くと
そこには
佐条くんが立っていた
「あいつが大人しいと
こっちの調子も狂うよね」
くすっと笑っている
「やっぱり何か考えてるんでしょうか」
「たぶんね
今日の夜
集会があるみたいだけど
どうやら四北のヤツらが
なにか仕掛けて来るみたいだって
情報があるんだよ」
「えっ……」
「有宮もそれを知っているのかもね」
あたしは一気に不安になった
「あの…っ
その集会、取り止めには出来ないんですか」
「取り止め?
どうして?」
きょとんとして佐条くんは言う
「だって何かあったら
危ないですし…」
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