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本棚に追加「なんかあったらすぐ連絡しろよ」
「それ昨日も聞いたんだけど。なんかってなによ」
「なんでもいいから。俺の計画に付き合ってもらったんだから、少しは礼を」
「ぷ。なにが礼よ、それなら真剣な謝罪の言葉を聞きたいわ」
本当に龍成から聞きたいのは、そんな言葉じゃない。
「わ る か っ 」
「ふざけんなばーか」
「──華乃ちゃん?俺の精一杯の謝罪を」
「うるさい、黙れハゲ。ほら着いた」
「おいこら、口悪すぎだっての」
「着いたから降りてよ」
「このやろ」
文句を言いながらも、車から降りる龍成。
……着いちゃった。もう、提出するだけだ。
涙が出そうになるのを、唇を噛んでどうにか堪える。
「華乃?」
車に乗ったままでいるわたしを、龍成は運転席の窓を軽くノックしながら呼ぶ。
龍成の方を見ないように車から降り、駐車場から区役所まで歩いた。
…結構きついな。
無理かも。二人で離婚届を出しにいくなんて…。
区役所の入り口の手前でわたしは立ち止まった。
「…華乃?」

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