29人が本棚に入れています
本棚に追加
「紅蓮の焔を操る火神よ!その灼熱の力で大地の全てを灰と化せ! "ジ・アース・オブ・フレイム"!!」 ズドォ! ズドズドォ!
ダキアが呪文を唱えると、ゴーレムの付近の地面から次々と炎柱が立ち昇った。
「グオォォォー!!」
ゴーレムが叫んでいる隙に俺はゴーレムの後ろに回り込み、魔力を高めながら跳躍した。
「巨神の魂よ!我が拳に宿い、悪に鉄槌を下すがいい! "フィスト・オブ・ギガント"!!」
巨神の拳の形をした魔力を右手に発動させ、ゴーレムの後頭部めがけて飛びかかる。
「喰らえ!!」 グォガアァァーン!
「ゴガアァァァー!!」
見事ゴーレムの後頭部に命中し、ひびを入れることができた。ひびを入れることはできたのだか、それでもゴーレムは倒れない。
「っ!? 奴の弱点である衝撃系の呪術でも倒れないのか!」
そう言いながら着地しようとしてる所へ、ゴーレムが突進してきた。
「くそっ!間に合わない!」
「シリウスっ!これに掴まれ!!」
間一髪の所でダキアの投げたロープに掴まり、突進を回避することができた。
最初のコメントを投稿しよう!