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「はぁ、助かった。ダキア すまない。 あ、大丈夫ですか?ラフィア様」
「私は大丈夫です。そ…それより、シリウスさんこそ大丈夫なのですか?」
「あぁ、お気遣いありがとうございます。俺は大丈夫です」
それより…あの生命力は何なんだ?普通のゴーレム系の魔獣は頭部に衝撃を与えれば倒れるはずなのに……。
俺らが困惑していると、一人の調査員がやって来た。
ドタドタドタドタ!
「オイ!何があった!? あ、あれはゴーレムか?」
するとまたゴーレムは俺達の方へ突進してきた。
もしかしてあのゴーレムはラフィア様を狙っているのか?俺たちがここに来たときもラフィア様を掴んでたし…。
「オイ!新入り!ダキア!何をしている!」
ダキアも同じ事を考えていたのか、二人ともゴーレムが突進してきてる事に気付かなかった。
「あっ…!きょ、巨人が…!」
ラフィアと調査員の声でハッとして急いで避けようとしたが、ダキアはすんでのところで避けそこね、足を負傷してしまった。
「ぐっ…!くそっ!」
ゴーレムは敵(俺達)の頭数を減らす事を考えたのか、攻撃目標を彼へと変更した。
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