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ゴーレムは近くにいた警備員を殺し、更に会場を無惨に破壊している。そこへ新たに警備員がきて、ゴーレムはその警備員を殺そうとした。その刹那
「眩き光よ!我が右手に宿い、盾となれ! "フラッシュ・シールド"!!」
ダキアが高速移動で警備員の前に現れ、強力なシールドを張った。シールドの閃光に眼をやかれたゴーレムは、少女=ラフィアを放り投げた。
「隙を突かずともゴーレムが自分で放り投げてんじゃないか。」
と文句を言いつつ跳躍し、ラフィアを胸で受け止め綺麗に着地する。
「大丈夫ですか?」
少女とはいっても彼女は16、7歳ぐらいなので、すぐに彼女をおろそうとした。
「うっ…うっ…助けて下さりありがとうございます。…とっ、とっても怖かったです。いきなりあの巨人に掴まれて…うっ……」
魔獣を怖がってるのか、なかなか離れてくれない。普通だったらあり得ないくらい密着状態だ。……仕方ない。暫くは抱えといてあげるか、
「分かりました。あのくらいの奴ならダキアが倒してくれるはずです。俺たちはここにいましょう。」
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