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ところが、ラフィアと話している所にゴーレムが手を伸ばしてきた。
なんだ?ダキアはやられちったのか?
「チッ、仕方ない。ラフィア様、このまましっかり離れないで下さいね。」
そう言いながら、俺は魔力を高めていく。
「いくぞ! 漆黒の闇よ!我が剣に宿い、光を滅せ! "ダークネス・スラッシュ"!!」 ズバアァァー!
闇のオーラと共にゴーレムに切りつける。
「どうだ!ちょっとは痛いだろ!」
そう言いながら一旦距離を取った。
「シリウス、助かった。礼を言う。」
「あぁ。別にいいさ。それよりちゃんと奴を引き付けとけよ。ラフィア様が怖がっちゃうだろ。」
「すまない。こっちに引き付けようとしても何故かそっちに行ってしまうんだ。」
などと会話してるうちに、ゴーレムが再び俺達の所へやって来た。
「まだ起き上がるのか…。仕方ない、いくか!」
「さっきから偉そうにしやがって…。シリウス!お前は新人だということを忘れるなよ!他の先輩にため口はダメだからな!」
そう言ってダキアはゴーレムの前に高速移動した。
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