偽りの世界

謎の青年

とは言ったものの、目的地があるわけでもないし。どうするか

「イアン。どこか行きたいところあるか？」

無いと言われたら適当に歩いてれば良いか

『そうだな。飯が食いたいな。腹が減ってきた』

「んじゃ探してみるか」

「おぉ。すげぇな」

30分かけて着いたレストランと呼ばれる飲食店を見て驚いた

見た目も広さも他の国の飲食店とは比べものにならないな

そんなことより一番気になるのは使い魔の入店が可能か不可能か

「えーっと……おっ、あった。」

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　　　│　使い魔入店可　│
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「よしイアン。入るぞ」

『あぁ』

どの国も使い魔の入店を許可する店としない店は半々位に分かれている

これは差別などをしているわけではなく使い魔は基本動物なのが理由で、動物アレルギーの人に対する配慮である。

故にそれぞれの店は離れているため、目的と逆の店に着いてしまうとまた探すのに時間がかかって大変というデメリットがある。