第1章

3/8
前へ
/8ページ
次へ
─────────────── ───── 私は吉川真央。 高校最後の思い出作りに仲間と共にこの小さな村に訪れた。 何でも、此処の民宿に設置されてる温泉は良いとか。 値段も高校生には優しい値段。 安くは勿論ないけど、決して高くもない。 小さな村の民宿の和室の一間に通されて、私達は重い荷物をドサリと置いて想い想いにくつろぎ出す。 着いてしまえば、疲れもどっと押し寄せる。 電車で揺られに揺られ、一日に数本のバスに辛うじて乗り込み、そこでも永きに渡って揺られた結果の安息だった。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加