第1章

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宿を出て、砂利道を歩く。 車がやっと通れそうな細い道、私達四人は見慣れぬ道を歩く。 辺りはどちらを向いても自然、自然、自然、のオンパレード。 都会ではそうそうこの新鮮な空気も、そして穏やかな雰囲気も感じ取れないだろう。 冬と呼べる卒業を間近に控えた日。 二泊三日で訪れたこの村で、私達の人生は狂いだした。 この時はまだ誰も気付いてない。 女将さんの言ったあの忠告をしっかりと聞いておけば良かったのだ。
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