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「…後々バレるとは思っていたが案外早かったな」
混乱する鈴花の頭に、雅楽は冷静な言葉を投げた。
昼間から男だった?
いや、この人と出会ったときは確かに女だった…
「そうだ。私は女でもあり、男でもある」
鈴花の考えを見透かしたように雅楽はニヤリと笑った。
「まあ、元の性別は男だが」
元の性別…ということは後から女の性別が付け加えられた、ということだろうか。
だが、ここは閉鎖された江戸…
そんなことがここで起こりうるのか。
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