第1章

7/10
前へ
/20ページ
次へ
「…三秒やるからこの手を離せ」 「あぁん?」 「いーち」 女は腰にささっている刀を鞘ごと抜いた。 「にーい」 空いている右手で刀を構える。 「さん」 女は声を発した瞬間、素早い動きで男の腹を突いた。 「ぐっ…!」 男が驚いて手を離すと、女はそのまま男の足を払った。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加