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みゆきの胸だった。
みゆきの胸は柔らかかった。
一瞬、井上剛は我を忘れそうになった。
しかし、すぐに自我を取り戻した。
いくら不可抗力とはいえお客様の胸に触れているのには、ちがいない。
井上剛は、みゆきの胸から顔を離そうとしたが、体制を変える事が中々出来なかった。
胸に顔が触れたまま、恐る恐るみゆきの顔を見ると、みゆきは、全く井上剛の顔が自分の胸に当たっている事を気にしていなかった。
というよりも、気づいていなかった。
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