フラワーガールの恋

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<あとがき> こんにちは、spetersです。 『フラワーガールの恋』を読んでいただき、本当にありがとうございました。 連載中、スターやペコメ、サークル掲示板での書き込みで応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。ものすごーく励みになっていました!!  ヽ(=´▽`=)ノ 私も参加している、人気クリエの祐愛さんが率いるサークル “恋愛図書館” での2つ目のイベントのテーマがJune Brideだと聞いたとき、これは前から考えていたお話をここで書いてもいいかな、と思いました。 そのお話とは、今連載中の 『泣き顔の頁は閉じて』 に出てくる、とても切れ者で優秀だけど、ちょっと冷たい感じの店長、アナ(ファーガソン)の過去の恋のお話です。 アナは子供のころは勉強は結構できましたがシャイで、本が大好きな普通の女の子でした。けれど大きくなるに連れて、両親ともに健康問題を抱え、妹もメンタルな問題を抱えるという困難にぶつかって、長女としての強い責任感から、家族を支えていかなければと自分を律して強い人間になろうとしていきます。 でもどんな人にも、強い面もあれば弱い面もある。頼られて嬉しいこともあるけど、頼りたい、支えて欲しいと思うときもあるのです。アナにとってはアレックスが、必要なときには甘えてもいい、素のままの自分でいられる大切な存在だったのです。 しかし距離というどうにもできない壁が、二人の関係を壊していきます。そしてアレックスを失ったアナは、一人で生きていくために強くあろうとする自分を表に打ち出して、やがてそれが本来の自分だと思うようになっていきます。 アレックスの前でのアナと、そうでないときのアナがまるで別人格のように人柄が違うのは、そういう背景があります。もっとも彼と生きることになった彼女は、これから少しづつ、本来持っている柔らかくて優しい面がもっと表にでてくるのじゃないかと思いますが。
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