第2章 過ちの朝

12/12
1370人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
「キミは本当に人を疑わない人だ。キミの純粋さが羨ましい。そして、同時にそのウエディングドレスのような純白の美を纏ったキミのカラダ汚したくなる」 彼の声が淫靡にわたしの鼓膜を擽った。 「次の酒はどうする?俺が奢ってやるよ」 「この店で一番強いカクテルをお願いします」 「じゃあー『昇天』をお勧めする」 「『昇天』??」 それってベットの誘い? 「世界で最高のアルコール度数を誇る『スピリタス』と『ラッテ・リ・ソッチラ』のカクテルだ」
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!