1372人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
「ゴメン…乃彩…俺だってお前のコトがスキだ。でも、沈む船に一緒には乗れない」
「わかってる…隠していたわたしが悪いんだね…」
わたしが大学卒業するまでは上手いっていたはずなのに。
どこでどう!?わたしと川瀬さんはすれ違ったのだろう…
やはり、一番の原因は父の会社の経営状態の悪化か…
そばで父の苦労を毎日、見ているわたしは…父を責められなかったし、恨めなかった。
川瀬さんとの婚約解消が…夢であって欲しいと願うばかりだった。
最初のコメントを投稿しよう!