第1章 すべてのはじまり

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わたしは失意のどん底にいた。 父親は中堅の薬品メーカー『宝和薬品会社』の社長。 わたしは父親の社長秘書を務めていた。 会社の内部事情は宜しくないコトは秘書をしていれば嫌って言う程、理解する。 このまま、大手都市銀行・帝和銀行の融資が降りなければ、会社は倒産する。 わたしは婚約者の川瀬徹(カワセトオル)さんに会って慰めて貰おうと自分から彼のスマホに連絡を入れた。
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