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「いらっしゃい。」
自宅の玄関に立ち勇気を出迎える。
「悪いな。お邪魔します。」
勇樹は早速玄関で靴を脱ぎ始め、私に促されるまま部屋の中へと向かった。
部屋の中は、いつものように間接照明だけ点けてある。
そしてベッドの上に放り投げてあった部屋着は、さっき慌ててクローゼットの中にしまい込んだ。
個性的な内装に「すげぇ」と声を上げる勇樹。
私は部屋の中を見回し突っ立ったままの勇樹を、テレビがよく見えるベッドサイドへと誘導した。
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