不信の瞬間

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「いやぁ、俺もあいつも忙しくてさ。 なかなか休みが合わないから、あれ以来会ってないよ。」 勇樹は仕事が忙しくて、ずっと地元に帰っていないらしい。 そして慧もなかなか札幌に遊びに来れず、連絡を取る事すらあまりなかったようだ。 「そっかぁ。 みんな忙しいんだね。」 私は今までアルバイトだったから。 マイペースに与えられた仕事をこなし、少しずつ接客の技術を身に付けていけばそれで良かった。 しかし来週からは違う。 私は正社員に昇格し、今までよりもしっかりと仕事を覚えていかなければならないのだ。
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